主に足の指の爪が何らかの原因で巻かれてしまっている状態にあると「巻き爪」と診断されます。その巻かれてしまった爪が皮膚に食い込むなどして痛みや腫れ、出血などを引き起こしている状態を「陥入爪」といいます。

巻き爪の治療

巻き爪の治療については、医師が必要と判断した場合には保険診療での治療も可能ですが、自費診療でも治療を行うことが可能です。自費診療では次のような治療方法があります。
(保険診療での巻き爪治療はこちらをご確認ください。)

3TO法

3TO法はVHO巻き爪矯正法とも呼ばれ、ドイツで開発された巻き爪治療法です。特殊なワイヤーを爪の両端に引っかけ、中央で固定し、爪の巻き込みを軽減していきます。

メリット

痛みがほとんどなく、施術後も日常生活に大きな影響を与えません。また、装着直後に痛みが和らぐことが多く、早期に効果を感じやすいことも特長です。軽度から重度まで、様々な巻き爪の症状に対応した治療法でもあります。

デメリット

定期的なワイヤーの交換が必要になります。(2~3カ月に1回)
金属アレルギーのある方はできません。

ペディグラステクノロジー

ペディグラステクノロジーは、日本で開発された巻き爪矯正法で、樹脂製のプレートを取り付けることで爪を矯正します。主に軽度から中等度の巻き爪に適しています。

メリット

透明なプレートを使用するため、装着していても目立たないことが特徴で、通常の生活や運動にも支障がありません。また、装着中や施術後の痛みがほとんどなく、軽度の巻き爪には特に効果的です。

デメリット

ひと月に1回の間隔で交換する必要があります。

ネイルエイド

ネイルエイドは形成外科医が開発した矯正器具で、爪に穴を開けずに巻き爪を矯正することができます。

メリット

器具が使い捨てではないので、紛失・破損がなければ長期間使用できます。付替えを自分ですることが出来るようになれば、通院が必要なくなります。

デメリット

爪の先端に器具を装着するので、爪を1mm程度の伸ばす必要があります。

巻き爪治療の注意点・リスク・副作用など

  • 矯正時に装着する各機器の交換・調整については必ず医師の指示に従ってください。
  • 矯正中に痛みや違和感が続く場合は医師にご相談ください。
  • 感染症のリスクがありますので、適切なケアを行って治療箇所は清潔にしてください。