尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)は皮膚に赤斑ができ、その表面が次第にボロボロとはがれてしまう皮膚の病気です。感染はしない病気ですが、難治性ですので長く治療する必要があります。
原因は免疫物質の異常とされています。
治療法
乾癬の治療は症状の軽減と再発防止を目的とし、お薬や紫外線治療を行います。
お薬での治療
以前はステロイド外用薬での治療が主流でしたが、現在はビタミンD外用薬とステロイド・ビタミンDの合剤を使った治療が一般的です。
また、その他にも病状によっては「オテズラ錠」、「ソーティクツ錠」等の処方、ビタミンA誘導体である「チガソン」や腎臓移植の際に使用される免疫抑制剤「シクロスポリン」の併用も行っております。
また、近隣の病院と連携生物学的製剤の注射による治療も対応しております。
紫外線照射での治療
尋常性乾癬には紫外線照射も有効であることがわかっています。
当院には紫外線照射の装置として全身型のナローバンドと、局所に照射するエキシマライトを導入しております。
以前は照射時間に20~30分かかりましたが、効果のある波長のみ照射することで、より短時間での照射が可能となりました。
治療機器

